
鏡を見るたび、パサつく毛先が気になっていませんか?
その原因は「キューティクル」にあるのかもしれません。
この記事を読めば、キューティクルが開くとどうなるのか、その理由と対策方法がわかります。
もう迷わない、自信が持てるヘアケアで、誰もが羨む理想のツヤ髪を目指しましょう。
ツヤ髪に欠かせないキューティクルとは?

この章では、美しいツヤ髪の鍵を握る「キューティクル」の正体と、その役割について解説します。
キューティクルを科学的に理解することは、日々のヘアケアを「なんとなく」から「確信」へと変える第一歩です。
この章で解説する内容は、主に以下のとおりです。
キューティクルの特徴と役割
キューティクルとは、髪のもっとも外側を覆う保護層です。
髪のツヤと滑らかな手触りのために必要なバリアのような存在です。
キューティクルは、硬いケラチンタンパク質でできた細胞が4〜10枚ほど、「魚のうろこ」のように重なり合って構成されています。
この構造が、髪の本体である内部のコルテックスから、タンパク質や水分が流出するのを防ぎます。
また、髪がきれいに輝いて見えるのも、キューティクルの働きによるものです。
そのため、キューティクルを健やかに保つことが、美髪へのもっとも重要な一歩となります。
傷んだキューティクルは元に戻らない
キューティクルは、一度はがれたり欠けたりすると、二度と元の状態には戻りません。
なぜなら、髪の毛は肌のように新陳代謝を繰り返す生きた細胞ではなく、自己修復機能をもたない「死んだ細胞」の集まりだからです。
キューティクルは、一度はがれたり欠けたりすると、二度と元の状態には戻りません。
そのため、以下のような要因で受けるダメージは、ずっと蓄積されていきます。
毛先の髪が根元よりも常に傷んでいるのは、毛先が最も古く、ダメージが蓄積されているためです。
たとえば、爪が割れても自然にくっつかないように、髪のダメージも元には戻りません。
つまり、これ以上ダメージを増やさないための「守りのケア」と、すでに傷んだ部分を美しく見せるための「補修ケア」の2つの視点が不可欠になるのです。
この両輪でヘアケアを考えることが、あなたの髪を美しく保つ効果的な方法となります。
キューティクルが開く・剥がれる4つの原因
この章では、なぜ大切なキューティクルが開いたり、はがれたりしてしまうのか、その主な原因を以下4つのカテゴリーに分けて詳しく解説します。
髪が傷む原因の多くは、普段の何気ない習慣の中に隠されています。
原因1:シャンプーやタオルドライなどの摩擦

キューティクルが傷むもっとも日常的な原因は、物理的な「摩擦」です。
とくに髪が濡れているとキューティクルが開いて無防備になるため、わずかな摩擦でも深刻なダメージにつながります。
キューティクルの細胞は、0.001mm以下と非常に薄い組織です。
髪が濡れると、薄いうろこ状のキューティクルが水分を吸って柔らかくなり、ささくれのように少し開いた状態になります。
この非常にデリケートな状態で髪同士をこすり合わせたり、タオルで強く拭いたりすると、キューティクルが簡単にめくれ上がり、はがれ落ちてしまうのです。
たとえば、以下のようなことが摩擦によるダメージの原因となります。
摩擦ダメージを防ぐには、髪が濡れているときの扱いに注意が必要です。
日々のヘアケアを「優しく、丁寧に」行う意識をもつだけで、キューティクルの損傷を大幅に減らすことができます。
原因2:ドライヤー・ヘアアイロンの熱

ドライヤーやヘアアイロンの熱も、キューティクルにダメージを与えます。
なぜなら、髪の主成分であるケラチンタンパク質は、熱に弱い性質をもっているからです。
生卵がゆで卵になるように、熱が加わると「タンパク質変性」というタンパク質の構造が変わってしまう現象が起こります。
この変性が起こると、髪は硬くゴワゴワになり、しなやかさを失って非常に切れやすくなります。
とくに危険なのは、やはり髪が濡れている状態です。
乾いた髪では約130℃から始まるタンパク質変性が、濡れた髪ではわずか60℃から70℃という低い温度でも始まってしまうといわれています。
たとえば、少しでも湿り気が残った髪に180℃のヘアアイロンを当てると、キューティクルを内側から破壊するダメージ要因の一つです。
原因3:ヘアカラーやパーマのダメージ

ヘアカラーやパーマは、薬剤の力でキューティクルを意図的にこじ開けるため、髪の構造に直接的なダメージを与えます。
「キューティクルを開く」という工程は、髪にとっては非常に負担の大きい行為であり、キューティクルそのものを損傷させる原因となります。
ヘアカラーやパーマによる化学的ダメージの影響は深刻で、たった1回のヘアカラー施術によって、髪の表面を覆う天然の保護脂質である「18-MEA」の約80%から90%が失われてしまうという研究結果があります。
ダメージの仕組みを理解し、施術の間隔を適切に空けるといった対策をすることが、美しい髪を長く楽しむための鍵となります。
原因4:紫外線・自然乾燥

紫外線や自然乾燥も、キューティクルを傷つけ、ダメージを進行させる原因です。
肌が日焼けするのと同じように、髪も紫外線を浴びることで、キューティクルを構成するケラチンタンパク質が分解され、もろくなってしまいます。
自然乾燥は、髪が最も無防備である濡れた状態を不必要に長引かせてしまいます。
そのため、夏の屋外で日傘や帽子を使用せずに長時間過ごしたり、お風呂のあとに髪を乾かさずに寝たりすることは、髪のパサつきやヘアカラーの色落ちを加速させる原因です。
キューティクルが傷むとどうなる?
髪のバリアであるキューティクルが傷ついてしまうと、具体的にどのような問題が起こるのでしょうか?。
キューティクルの損傷は、見た目や手触りの悪化だけでなく、髪の内部構造の崩壊を引き起こします。
この章では、キューティクルが痛むとどうなるのかについて、以下の内容を解説します。
ツヤが失われ、指通りが悪くなる

キューティクルが傷むと、髪のツヤが失われ、手触りがザラザラになり指通りが悪くなります。
健康で整ったキューティクルは、表面が滑らかであるため光を均一に反射します。
これが、多くの人が憧れる「天使の輪」と呼ばれる美しいツヤの正体です。
一方で、ダメージを受けてキューティクルがはがれたり欠けたりすると、表面が凹凸になってしまいます。
その結果、光が乱反射するため、髪はツヤを失い、手触りもザラザラになってしまうのです。
ツヤの低下や手触りの悪化は、キューティクルが傷み始めた初期のサインです。
この段階で適切なケアを始めることが、より深刻なダメージへの進行を防ぐポイントとなります。
髪内部がスカスカになる

キューティクルというバリアが壊れると、髪の内部を満たしている大切な成分が流出し、中心部が空洞化してスカスカの状態になります。
髪の85%以上を占める内部のコルテックスは、髪の強さや弾力を支えるケラチンタンパク質や、潤いを保つ脂質成分(CMC)で満たされています。
しかし、キューティクルがはがれると、その隙間からシャンプーのたびに内部成分が少しずつ流出してしまうのです。
この状態が続くと、髪の内部に「ダメージホール」と呼ばれる小さな空洞が多数でき、髪は密度を失ってしまいます。
内部の空洞化が、髪の強度低下や切れ毛の根本的な原因となります。
枝毛や切れ毛などが進行しやすくなる

枝毛や切れ毛は、キューティクルが傷んだり髪内部が空洞化したりした結果起こる、ダメージの末期症状です。
内部のタンパク質が流出し、髪がスカスカの状態になると、髪は物理的な力に対して非常に弱くなります。
その状態で、ブラッシングやシャンプーをしたり、服や枕とこすれたりするといった摩擦が加わると、枝毛や切れ毛が発生してしまうのです。
毛先はダメージが蓄積する部分のため、とくに枝毛や切れ毛が目立ちやすい箇所でしょう。
枝毛や切れ毛が目立ち始めたら、髪が深刻なダメージを負っているサインです。
一度できてしまった枝毛は元に戻らないため、そうなる前に日々の「守りのケア」で髪の強度を保つことが何よりも重要になります。
湿気で広がり、まとまらない髪になる

キューティクルが傷んだ髪は、水分バランスを正常に保てなくなります。
そうすると、雨の日のような湿気が多い日にうねりや広がりが起こり、まとまらなくなってしまいます。
健康な髪は、水を弾く「疎水性」という性質をもっているため、余計な水分が髪の内部に入るのを防ぐことが可能です。
しかし、ダメージによってキューティクルと共に表面の膜が失われると、髪は水を吸い込みやすい「親水性」に変化します。
その結果、湿度の高い日には空気中の水分を過剰に吸収してしまい、髪が不均一に膨張します。
この部分的な膨らみが、髪の「うねり」や「広がり」の正体です。
湿気による広がりを抑えるためには、失われた保護膜の代わりとなるトリートメントやオイルで髪の表面をコーティングし、水分の出入りをコントロールすることが効果的です。
開いたキューティクルを閉じる方法

ここでは、開いてしまったキューティクルをケアし、髪を健やかな状態に導くための具体的な方法を解説します。
一度はがれたキューティクルを再生することはできません。
しかし、日々の正しいケアを実践することで、既存のキューティクルを整えて、それ以上のダメージを防ぐことは十分に可能です。
以下の内容を理解して、日々の習慣を見直すことが、未来の美髪への一番の近道です。
正しい方法でシャンプーとドライヤーをする
毎日のシャンプーとドライヤーは、すべてのヘアケアの基本であり、もっとも重要な工程です。
髪が濡れているときは、キューティクルが開き、無防備な状態です。
その際に、いかにダメージを与えず、速やかにキューティクルを閉じてあげるかが髪の運命を分けます。
それぞれ以下のポイントを意識しましょう。
お風呂上がりには、吸水性の良いタオルで髪を優しく挟み込み、ポンポンと叩くように水分を吸収させるのがおすすめです。
また、洗い流さないトリートメントで髪を保護してから、ドライヤーを使用するのも効果的です。
正しい方法をマスターすることは、高価なトリートメントに頼る以上に、長期的に効果の高いヘアケアでしょう。
ヘアアイロンの最適な温度設定と使い方を守る
ヘアアイロンによる熱ダメージを防ぐには、髪が完全に乾いた状態で使用するのが大切です。
髪のタンパク質は熱に弱く、130℃を超えると「タンパク質変性」を起こし、硬く脆くなってしまいます。
髪質別に設定温度の目安を以下にまとめました。
| 細毛・ダメージ毛 | 150℃以下 |
|---|---|
| 普通毛 | 160℃前後 |
| 硬毛・くせ毛 | 160℃~180℃ |
設定温度が130℃を超えていますが、アイロンは髪に当てた瞬間に約50℃も温度が下がるといわれています。
130℃以下でスタイリングしたほうが髪に優しいのは間違いないですが、低温すぎるとカールやストレートにしにくくなります。
そのため、低温でセットをしようとすると、何度も同じ毛束にアイロンを当てることになり、結果的に髪を傷めることになるのです。
ダメージを最小限に抑えるためには、適切な温度管理と、熱を当てる時間をいかに短くするかが鍵となります。
一度に多くの毛束を取らず、少量を素早く一度で滑らせるように使うのが、熱と摩擦を最小限に抑えるコツです。
正しい知識で、ヘアアイロンを理想のスタイルを叶える心強い味方にしましょう。
トリートメントやヘアオイルで補修ケアをする
トリートメントやヘアオイルは、手触りとツヤを改善し、髪を補修する働きをもっています。
この補修には、2つの側面があります。
1つは、髪の内部を補う「内部補修」です。
ダメージでできた髪内部の空洞に入り込み、失われたタンパク質を補って強度を補強します。
もう1つは、髪の表面を整える「外部補修」です。
ささくれたキューティクルの表面を滑らかにコーティングし、摩擦を減らしてツヤを与え、さらなるダメージから髪を守ります。
とくに洗い流さないトリートメントは、ドライヤー前に使うことで熱からの保護膜となり、乾燥中の摩擦も防いでくれるため、毎日の習慣にすることをおすすめします。
【髪質別】キューティクルをケアするポイント
ヘアケアは、髪の太さや形状に合わせて行うことが大切です。
この章では、以下の髪質別にキューティクルをケアするポイントを解説します。
【直毛・標準毛】保湿と保護

直毛や標準毛の方は、その美しい状態を維持するための「保湿と保護」を中心とした、予防的ケアが重要です。
この髪質は、キューティクルの重なりが均一で、構造的に安定していることが多いといえます。
ただ、大きなトラブルは起きにくいですが、日々の熱や紫外線、摩擦によるダメージは確実に蓄積します。
そのため、過剰な補修よりも、髪本来の健康を損なわないよう、適度な保湿と外部刺激からの保護が効果的なケア方法となります。
シャンプーは、洗浄力が強すぎないマイルドなアミノ酸系のものが適しています。
洗い流さないトリートメントは、週に数回、毛先を中心に使用すれば十分です。
日常的には、ドライヤー前に髪全体にミストタイプのトリートメントをつけ、熱と乾燥から髪を守る習慣をつけましょう。
「守りのケア」を徹底することが、5年後、10年後も美しい髪を維持するための最善の投資となります。
【くせ毛・うねり毛】水分コントロール

くせ毛やうねり毛のケアで重要なのは、髪の内部と外部の「水分コントロール」です。
髪内部の水分を保ちつつ、外部の湿気の影響をブロックすることが鍵となります。
くせ毛は、髪の内部構造が不均一なため、もともと乾燥しやすく、キューティクルも乱れやすい傾向にあります。
そのため、空気中の水分を吸収しやすく、湿度の高い日には髪が不均一に膨張して、うねりや広がりがひどくなるのです。
この問題を解決するには、髪の内部を保湿成分で満たし、同時に髪の表面をコーティングして水分の出入りをコントロールする必要があります。
シャンプーやトリートメントは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富に含まれた、しっとりまとまるタイプを選びましょう。
とくに効果的なのが、熱に反応して髪をコーティングする「γ-ドコサラクトン」のような成分が配合された洗い流さないトリートメントです。
ドライヤーの熱を利用して髪表面に膜を作ることで、湿気による広がりを抑えることができます。
保湿とコーティングの両方からアプローチすることで、天気に左右されない、まとまりやすい髪を目指しましょう。
【細毛・軟毛(猫っ毛)】ハリ・コシ
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細毛・軟毛の方は、髪を内部から補強し、「ハリ・コシ」を与えるケアが重要です。
この髪質は、キューティクルの層がもともと少ないため、物理的なダメージや熱に対する抵抗力が低いという特徴があります。
また、一本一本の髪が細いため、重いオイルやクリームタイプのトリートメントを使うと根元からペタッと潰れてしまい、ボリュームが出にくくなってしまうでしょう。
そのため、洗い流さないトリートメントは、軽いミルクやミストタイプを選び、根元を避けて毛先中心につけるのがポイントです。
髪内部を元気にするアプローチで、根元からふんわりとした、しなやかな髪を目指しましょう。
【剛毛・太毛】油分と水分

剛毛・太毛でゴワつきや広がりに悩む方は、髪を柔らかくするために、「油分と水分」の両方を補給するケアが効果的です。
この髪質は、水分を保持しにくいという側面があります。
水分が不足すると、髪はさらに硬くゴワゴワになり、まとまりにくくなります。
ただ、髪をしなやかな状態にするためには、水分を補給するだけでなく、それを閉じ込めて髪を柔軟にする油分の力が不可欠です。
シャンプーやトリートメントは、油性成分が豊富に含まれた、保湿力の高い「しっとりタイプ」を選びましょう。
以下のような成分が含まれるものがおすすめです。
また、この髪質の方はヘアオイルが必須のアイテムです。
お風呂上がりのタオルドライ後、オイルをなじませることで、水分を髪内部に閉じ込め、ドライ後の髪の柔らかさが格段に変わります。
水分と油分をバランス良く補給することで、扱いにくい剛毛を、しっとりとまとまる扱いやすい髪になるでしょう。
キューティクルを育むインナーケアの重要性

この章では、体の内側からアプローチする「インナーケア」の重要性を解説します。
どれだけ優れたトリートメントを使っても、これから生えてくる髪そのものが健康でなければ、本当の美髪は手に入りません。
丈夫な家を建てるには、良質な木材が必要なのと同じです。
ここでは、以下の内容を紹介します。
健康な髪の材料となる栄養素(タンパク質・亜鉛・ビタミン)
しなやかで健康な髪を育むためには、その主成分であるタンパク質がポイントです。
さらに、タンパク質の合成を助ける亜鉛、そして頭皮環境を整えるビタミン類をバランスよく摂取することが不可欠です。
髪の約90%は「ケラチン」というタンパク質でできています。
そのため、食事から摂取するタンパク質が不足すると、弱々しい髪しか作れなくなります。
また、亜鉛は摂取したタンパク質を、髪のケラチンへするために必須のミネラルです。
ビタミン類は、それぞれ以下のような役割を担っています。
美しい髪を育むために意識したい栄養素と食品の例は以下の通りです。
| タンパク質 | 肉、魚、卵、大豆製品 など |
|---|---|
| 亜鉛 | 牡蠣、レバー、ナッツ類 など |
| ビタミン類 | 緑黄色野菜、果物、うなぎ など |
美しい髪は、日々の食事から作られます。
日常のヘアケアと並行して、これらの栄養素を意識的に食事に取り入れることで、髪の土台から健やかな状態を築いていきましょう。
睡眠とストレスが髪に与える影響
質の良い睡眠とストレス管理は、栄養バランスと同じくらい重要な要素です。
髪の成長や修復に不可欠な「成長ホルモン」は、深い眠りについている間に活発に分泌されます。
睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が滞り、健康な髪が育ちにくくなるでしょう。
一方、慢性的なストレスは、「コルチゾール」というストレスホルモンを増加させます。
コルチゾールは血管を収縮させる働きがあるため、毛根に十分な酸素や栄養が届かなくなり、髪の成長を妨げます。
真のヘアケアは、体全体の健康と結びつけて考えることが大切です。
毎日7時間程度の睡眠時間を確保し、適度な運動や趣味の時間でストレスを解消することが、未来の美髪を育むことにつながります。
【専門家が回答】キューティクルに関するよくある誤解とQ&A

多くの方が抱えがちな以下のヘアケアの疑問や誤解について、専門家の視点からQ&A形式で回答します。
日々のケアに関する「これって本当?」をスッキリ解消していきましょう。
Q1. 自然乾燥は髪に優しい?
自然乾燥は髪に優しくありません。
むしろ、髪が無防備になる濡れている時間を長引かせ、ダメージの原因になる可能性があります。
水分を吸ったキューティクルは柔らかくなり、少し開いた状態になるため、わずかな摩擦でも剥がれやすい状態です。
自然乾燥は、このデリケートな状態を長時間放置することに他なりません。
その間に、髪内部のタンパク質や水分が流出しやすくなるだけでなく、枕や衣服との摩擦でキューティクルが傷ついてしまうのです。
また、頭皮が湿った状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやかゆみといった頭皮トラブルを引き起こす可能性もあります。
お風呂上がりは、できるだけ速やかにドライヤーで根元から乾かすようにしましょう。
Q2. ノンシリコンシャンプーなら安心?
「ノンシリコン=安心・良い」と一概にいうことはできません。
シリコンには髪を保護する重要な役割があり、髪質や目的によって使い分けるのがおすすめです。
ダメージがひどい髪や、広がりやすい髪にとっては、キューティクルを保護し、まとまりを良くするための強力な味方となります。
一方で、髪が細くボリュームが出にくい方が重いタイプの方は、髪がペタッとしてしまうことがあるため、「ノンシリコン」が最適な場合もあります。
このように、シリコンは髪質との相性が重要です。
シャンプーの品質は、シリコンの有無よりも、どのような洗浄成分が使われているかで大きく変わります。
「ノンシリコン」という言葉だけに惑わされず、自分の髪が求める仕上がりを考えて製品を選びましょう。
Q3. トリートメントは時間を置くほど効果がある?
ほとんどの場合、推奨されている放置時間を超えても効果はあまり変わらないでしょう。
ヘアトリートメントは、成分が髪に浸透・吸着する時間が計算されています。
そのため、長時間置いても効果が劇的に高まることは期待できません。
むしろ、髪に余計な油分が残り、ドライヤーで乾かした後にベタつきや重さの原因となってしまうことがあります。
トリートメントの効果をより高めたい場合は、蒸しタオルを使うといった、別の工夫がおすすめです。
時間をやみくもに長くするのではなく、「浸透を高める工夫」をするほうが、賢明な使い方といえるでしょう。
まとめ:キューティクルをケアして理想のツヤ髪を手に入れよう

髪のパサつきや広がりの原因の1つは、開いたキューティクルにあります。
そのダメージは、日々のシャンプーやドライヤー、ヘアカラーなどの習慣が引き起こします。
一度傷んだキューティクルは元に戻らないからこそ、これ以上傷ませない「守りのケア」と、今ある髪を美しく見せる「補修ケア」の両方が重要です。
正しいケア方法で、理想のツヤ髪を育てていきましょう。
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